- 2009-06-11
- 決断インタビュー
自分には才能がゼロだということを信じているから
――会社員をしながら、自分がやりたかった事をしているヨシナガさん
自分は本を書いたり、ぬいぐるみをつくったり、テレビ番組のキャラクターをつくったり、と好き勝手なものづくりをしてるんですが、実態は普通の会社員なんです。
小学校ではノートに漫画を描いて、中学校では全校生徒に配られる「保健係だより」で4コマ漫画を描いて、とバカなものをつくって見せるという事はずっとやってたんです。
評判は可もなく不可もなく、田舎の中学校レベルなんで、たかが知れてるんですけどね。
小学校の時、文集に書く将来の夢の欄に、「漫画家になりた」とか、「メジャーデビューしたい」って、みんなより少しうまくできる人はそう書くじゃないですか。
でも、中学校くらいから文集にそういう夢を書く人が少なくなるんです。
そこには果てしない壁がある事に気付くから、諦めていくんですよね。
僕の場合も同じで、自分の画力やネタがどれだけ出るかを考えた時に、漫画を描く事だけで食っていくのは一生できないだろう、って諦めたんです。
それでも、諦めが悪かったんですかね。
普通の会社に勤めながらも空き時間はあるのだから、その時間でやりたい事はできるんじゃないの?って思って、こうやって二足のわらじを履いてるんです。
――高校の時は音楽や映像で食べていきたいと思っていたそうです
シンセサイザー一本で作曲してて、それで将来食っていけたらと考えていたんです。
でも、大学入学で東京に出て広い世界を見たら、すごい人がたくさんいたんですね。
自分がいちばん下にいるんじゃないかって思えてきて。
そこで、諦めモードに入った時です。
当時、映像の技術が発達して、アーティストのライヴに映像が加わったんですよ。
“映像”を求めている、というのと、個人で“映像”をつくれるっていうのが合致した時で、「じゃあ、今やるしかないでしょう」って。
そこで音楽をやめて、アーティストのライヴ映像制作の仕事を18歳から始めたんですよ。
自分に才能がないって割り切れる位置にいたから、音楽を捨てる決断ができたんだと思うんですね。
トップに立てなくても、85点くらいの能力を持っていたら、どっちつかずで諦めきれなかったかも知れない。
映像の仕事はうまくいったんだけど、制作会社に就職しようとは考えませんでした。
こっちもあまり才能に恵まれていないのを自覚していたんですね。
――やりたいことが見えたとき
就職活動の時、「本当に自分がやりたい事はなんだろう」って考えていたら、小学校、中学校の時に描いていたダサいキャラが出てきたんですよ。
それで、自分はダサいキャラがつくりたいんだ、って思いました。
でも、それだけで食べていけるほど才能はないから、普通の会社に勤めようって、そういうところが歪んでいるんだよね。
自分の実力では、どれだけ努力しても追い付かない人がいて、死んでも追い付けない人もいるわけ。
これからイラストを描いてブログをつくったとしても、そこから花開くっていう可能性は絶対ゼロだと思ったんです。
だから、追々自分のキャラクターを世に出すためにって考えて、始めたのがホームページなんです。
どうやったら人が集まるのか、日々のアクセス数をみて、人受けがいいものを選りすぐって書いていって。
自分がやっているのは、才能のない人が世に出るためのお手本だと思う。
二足のわらじを決断したのは、自分の才能のなさを信じているから。
だからこそ、好きなこと、やりたいことをその時々でやっていけるんですよ。
――自分の才能のなさを信じる事。
それは、とても勇気のいる事です。
誰にだって、多少なりとも“おごり”があると思うんです。
その“おごり”を断ち切る事が、成功するための最高の手段なんですね。
~ヨシナガさんに誰の決断が聞いてみたいか聞いてきました~
・ジャレコの社長さん
・ホームレスだけど、英語の本をずっと読んでいる人(新宿大ガード下にいます)
アポイントとってみます
ホームレスの人はこれから行ってきます!
◆そらの◆
――会社員をしながら、自分がやりたかった事をしているヨシナガさん
自分は本を書いたり、ぬいぐるみをつくったり、テレビ番組のキャラクターをつくったり、と好き勝手なものづくりをしてるんですが、実態は普通の会社員なんです。
小学校ではノートに漫画を描いて、中学校では全校生徒に配られる「保健係だより」で4コマ漫画を描いて、とバカなものをつくって見せるという事はずっとやってたんです。
評判は可もなく不可もなく、田舎の中学校レベルなんで、たかが知れてるんですけどね。
小学校の時、文集に書く将来の夢の欄に、「漫画家になりた」とか、「メジャーデビューしたい」って、みんなより少しうまくできる人はそう書くじゃないですか。
でも、中学校くらいから文集にそういう夢を書く人が少なくなるんです。
そこには果てしない壁がある事に気付くから、諦めていくんですよね。
僕の場合も同じで、自分の画力やネタがどれだけ出るかを考えた時に、漫画を描く事だけで食っていくのは一生できないだろう、って諦めたんです。
それでも、諦めが悪かったんですかね。
普通の会社に勤めながらも空き時間はあるのだから、その時間でやりたい事はできるんじゃないの?って思って、こうやって二足のわらじを履いてるんです。
――高校の時は音楽や映像で食べていきたいと思っていたそうです
シンセサイザー一本で作曲してて、それで将来食っていけたらと考えていたんです。
でも、大学入学で東京に出て広い世界を見たら、すごい人がたくさんいたんですね。
自分がいちばん下にいるんじゃないかって思えてきて。
そこで、諦めモードに入った時です。
当時、映像の技術が発達して、アーティストのライヴに映像が加わったんですよ。
“映像”を求めている、というのと、個人で“映像”をつくれるっていうのが合致した時で、「じゃあ、今やるしかないでしょう」って。
そこで音楽をやめて、アーティストのライヴ映像制作の仕事を18歳から始めたんですよ。
自分に才能がないって割り切れる位置にいたから、音楽を捨てる決断ができたんだと思うんですね。
トップに立てなくても、85点くらいの能力を持っていたら、どっちつかずで諦めきれなかったかも知れない。
映像の仕事はうまくいったんだけど、制作会社に就職しようとは考えませんでした。
こっちもあまり才能に恵まれていないのを自覚していたんですね。
――やりたいことが見えたとき
就職活動の時、「本当に自分がやりたい事はなんだろう」って考えていたら、小学校、中学校の時に描いていたダサいキャラが出てきたんですよ。
それで、自分はダサいキャラがつくりたいんだ、って思いました。
でも、それだけで食べていけるほど才能はないから、普通の会社に勤めようって、そういうところが歪んでいるんだよね。
自分の実力では、どれだけ努力しても追い付かない人がいて、死んでも追い付けない人もいるわけ。
これからイラストを描いてブログをつくったとしても、そこから花開くっていう可能性は絶対ゼロだと思ったんです。
だから、追々自分のキャラクターを世に出すためにって考えて、始めたのがホームページなんです。
どうやったら人が集まるのか、日々のアクセス数をみて、人受けがいいものを選りすぐって書いていって。
自分がやっているのは、才能のない人が世に出るためのお手本だと思う。
二足のわらじを決断したのは、自分の才能のなさを信じているから。
だからこそ、好きなこと、やりたいことをその時々でやっていけるんですよ。
――自分の才能のなさを信じる事。
それは、とても勇気のいる事です。
誰にだって、多少なりとも“おごり”があると思うんです。
その“おごり”を断ち切る事が、成功するための最高の手段なんですね。
~ヨシナガさんに誰の決断が聞いてみたいか聞いてきました~
・ジャレコの社長さん
・ホームレスだけど、英語の本をずっと読んでいる人(新宿大ガード下にいます)
アポイントとってみます
ホームレスの人はこれから行ってきます!
◆そらの◆
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- 【サラリーマンをやりながら、ものづくりを続ける】from:僕の見た秩序。のヨシナガさん from ケツダンポトフ
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[雑記]僕の見た秩序。のヨシナガさんと同人作家のパーソナリティ あとプチクリの完成形
決断ポトフ - 【サラリーマンをやりながら、ものづくりを続ける】from:僕の見た秩序。のヨシナガさん 上の、僕の見た秩序。というサイトの管理人をやっているヨシナガさんのインタビュー記事を読んだときに、内容に非常に既視感を覚えた。何かな~、と考えてみると、それは (more…)
それはそうと2枚目の画像の男性が凄くかっこいいですね。
ふんわりとした雰囲気がとっても素敵!新聞さん新潟ソーシャルメディアクラブ#1をダダ漏れしましたThanx!新潟遠征本当にお疲れ様でした。
憧れのダダ漏れを目の当たりにし、少々興奮気味だったことをお許し下さい。
新潟にはまだまだ美味しいお酒があるので、今度は会社の皆さおとめ座のリュウそらのプロフィール新潟お疲れさまでした。てきぱきした仕事ぶりが印象に残りました。サインありがとうございました。家宝にします。炊きたてコランそらのプロフィールイケウイメンっ!!ほんとにほんとに、かっちょいーですね、そらのさん。加藤昌史@CARAMELBOXそらのプロフィール幡(はた)さま
了解しました!近日中に可能か動いてみますねそらのそらのプロフィールはじめまして。フライデーの記事で知りました。
成田空港でろう城中の馮正虎(フウ・セイコ)さん
http://www.tibethouse.jp/news_release/2009/091203_fzhenghu.html
幡(はた)新番組「朝まで生ダダ漏れ」やってみます!初めまして、ライターの佐口と申します。
エントリーと関係のないコメント、失礼します。
とある雑誌の連載ページでそらのさんへ取材の依頼をさせていただきたく思っておさぐちAbout 決断ポトフ初めまして。私はインフォレストという出版社で雑誌編集をやっております、内山と申します。実はダダ漏れの企画ではないのですが、私のやっている月刊誌の方でUSTREAMの記内山利栄